
1週間の振り返りと自己分析
本気の1週間、本当にお疲れ様でした。
まずはこの1週間を振り返り、分析をして行きましょう。
the courage(カレッジ)で使用している振り返りペーパーを使っても良いですし、自分のノートに書いても良いです。いずれにしても、見直せるように記録としては残しておきましょう。
先週の自分に何点をあげますか?
まず、今日までの勉強を振り返り、100満点で、自分に何点をあげますか?
自信を持って100点をあげられますか?
生み出した良い変化は何?
さて、点数をつけたら、今度はより具体的にその点数を取れたのはなぜか、つまり「生み出した良い変化は何か」を考えてみましょう。
大きな変化でなくても良いです。ゼロ点でなければ、例え10点や20点であったとしても、何か良い変化があったはずです。
今日から変えてみたいことは何?
さて、ここからは来週自分に100点をあげられるように「変えてみたいこと」に目を向けていきましょう。
「もっと頑張る!」というのは効果がないことがほとんどなので、気持ちや意思に頼るのではなく、仕組みや行動を変えることを意識すると良いです。
来週はどんな変化を生んでいるはずでしょうか?
その変化を生むために今日から行動しましょう。
さて、ここまでの振り返りと分析が終わったら、具体的に各課題のテストをして自分の感覚があっているのか、或いは思ったよりできていたり、できていなかったりしないか、確認をしていきましょう。
単語テスト
まず今日までの単語のゴールを確認してからテスト開始しましょう。
NGSLについて、日本語を見たら、聞いたら、すぐに英語が言えることがゴールでした。早速テストをしましょう。
テスト
テスト形式はシンプルです、3分間30問、英単語を見て、その日本語を書き出してください。
1 | assess |
2 | concern |
3 | reasonably |
4 | probability |
5 | feature |
6 | presumably |
7 | guarantee |
8 | generally |
9 | suspend |
10 | inquiry |
11 | vote |
12 | obvious |
13 | instance |
14 | neither |
15 | contain |
16 | improve |
17 | compromise |
18 | dedicate |
19 | extremely |
20 | appreciate |
21 | portrait |
22 | distinction |
23 | nevertheless |
24 | pregnancy |
25 | transfer |
26 | mutual |
27 | arrangement |
28 | each |
29 | vessel |
30 | particular |
答え合わせ
テストお疲れ様でした、ここからは答え合わせを行います。
1問1点で、30点満点中何点だったかを確認しましょう。
もし品詞を間違えてしまった、つまり「beauty」を「美・美しさ」ではなく「美しい」にしてしまった場合などは厳しめに×としましょう。
答えはこちら
分析
さて、答え合わせまで終わったら、ここからが一番重要で、自分のテストの結果を分析して次回より良い状態になるように繋げていきましょう。
考えることは大きく以下の2点です。
・正解した問題はなぜ正解できたのか?
・また、間違えた問題はなぜ間違えたのか?
正解できた理由(正解できることに繋がった行動)と間違えた理由をそれぞれ3つ書き出し、正解に繋がった行動は引き続き実行し、間違えた理由については、行動を変えていきましょう。
今週の宿題
今週は先週と範囲が変わり、TSLという単語リストに変わりますが、ゴールの状態は同じです。
ゴール:
範囲の英単語を見たら、聞いたら、日本語の意味がわかる
TOEICに出てくる英単語の94%はNGSLに含まれているとされていますが、一般的に「文章中で知らない単語の意味を推測するためには、その文章の中の95%以上の単語を知っている必要がある」とされています。そのためTOEIC対策のために、NGSLに加えて、TSLを覚えることでカバー率を94%から99%に引き上げることが可能というものです。つまり、TSLというのはTOEICによく出てくる単語リストで、効率よくTOEIC単語のカバー率を高めるものと考えてください。TSLについての原文はこちら
リスニング
範囲の英文について、何も見ずに感情を込めて、自分のセリフのようにシャドーイングができる状態がゴールでした。
このゴール設定は、日本語に訳すことなく、英語を英語の語順のまま捉えているか、その処理スピードが培われているかを落とし込んだ内容です。(感情込めたセリフシャドーイングができるスピードまで処理スピードが高まっているはずだから、というものです。)
本当はこの状態を確認したいのですが、これは可視化(可聴化)が難しいので、ここでは処理スピードを可視化(可聴化)するために、聞こえた英語を、英語の語順で瞬時に日本語訳するというテストを行います。
テスト
紙を準備し、以下の音源を再生してください。英文が途中で途切れるので、そこまでの英文を直後にすぐ日本語に訳してください。
音声は、4つの文が途切れながら最後まで流れ、その後再度同じものが再生されます。(4文通し×2回)
答え合わせ
スクリプト(原稿)はこちら
分析
完全に訳ができましたか?
本来は訳さずに英語のイメージのまま捉えるのが最終ゴールですが、トレーニングの最初に精読をして細かい単語なども意味を調べているので、正確な日本語訳もできるはずです。
もし訳ができなかった場合、日本語が咄嗟に出にくくなっているということは多少あるかもしれませんが、単語の意味が曖昧であったり、文構造をしっかりと捉えられていない可能性があるので、再度しっかりと復習をしたうえで次に進めて行きましょう。
今週の宿題
今週は範囲が変わり、精読ができて音が捉えられる状態に仕上げる宿題です。
範囲:公式問題集TEST1、Part3(32〜52)7パッセージ
ゴール:
範囲の英文について、見て全て理解ができていて、かつ何も見ずに音を聞いて、その音を頭の中で文字起こしできている状態。
そのために以下の1〜3のステップを踏んでください。(4〜7は次回取り組みます)
- 試しに一度聞いてみる
目的は「力試し」です。少し聞こえる単語などもあるかと思います。まずは全く聞こえないわけではないということを認識しましょう。聞くのは1度だけ、集中して聞きましょう。 - 精読する
テキストの文を見て全てわかることを確認します。
もしわからない単語や文構造があれば、調べてわかる状態に仕上げましょう。見てわからない英文を「聞いたら急にわかる」ということは無いので、まずは見てハッキリとイメージできる(鮮明に絵が浮かぶ)状態にします。 - 音読する
音源を聞き、音源を止め、真似するように音読をします。
特に「音が繋がるところ」「音が軽く・弱く読まれるところ」「音が消えてしまうところ」などを意識して音読しましょう。
ここでのゴールは、この英文はこう発音されるんだということがわかること、つまり、文字情報と音情報を一致させることです。最初はスクリプト(原稿)を見ても良いですが、後半はスクリプト(原稿)を見ずに、音を聞いたらその音が頭の中で文字起こしできている状態がゴールです。
・・・今回はここまで・・・ - オーバーラッピング
スクリプト(原稿)を見ながら、音源を流し、その音源と一緒に音読をします。音源のスピードに合わせる必要があるので、難しいと感じたら音源のスピードを0.5倍速などに落として取り組み、0.5倍速ができたら0.6→0.7→0.8と速度を上げ、1.0まで上げられるようにしましょう。ここでは、自分のセリフとして言えている感覚があることがゴールです。 - シャドーイング
オーバラッピングができたら、今度はスクリプト(原稿)は少しみる程度に抑えて、なるべく音を聞きながら、音源を後追いするようにシャドーイングを行います。今までは原稿に頼っていたところを、文字ではなく、音源の音を聞きながら発話するイメージです。なので、自然に少し後追いとなります。 - シャドーイング
今度はスクリプト(原稿)を見ずにシャドーイングを行います。 - セリフシャドーイング
最後に、テキストを見ずに音源を聞きながら、少し後追いで、そのワードの意味を頭に鮮明にイメージしながら、自分のセリフのようにシャドーイング(発話)しましょう。通常スピードでのシャドーイングが難しい場合は、0.7倍速などに減速してトライしてください。そこから少しずつスピードを上げていきましょう。また、通常スピードでのシャドーイングができるようになったら、1.1倍速、1.2倍速と速度を上げていきましょう。
リーディングPart5
前回の範囲はこれまでの復習なので、今回改めてのテストは行いませんが、ここまで取り組んだ全ての問題について、回答根拠を声に出して説明できるということを確認して次の範囲に進みましょう。
改めて、取り組み方は以下の通りです。
- 一度解いてみる(時間は気にしすぎなくて良いですが、1問あたり30秒ペースを意識しておきましょう)
- 答え合わせをする
- この時、回答根拠を声に出して言えない問題は、たとえ正解していたとしても×とする
- ×をつけた問題について、解説を見ながら自分の言葉で説明をしてみる。
- ×がついた問題については、時間を置いて(翌日以降に)再度解き直しを実施する。
- 全ての問題について回答根拠が言えて正解できる状態になれば完成。
また、ここまでで品詞問題を多く解いてきたので、Part5の解き方についてこちらで確認をして、英語の実力に加え、試験対策もしておきましょう。
今週の宿題
使用するテキスト:でる1000問
範囲:第2章 動詞問題102問
ゴール:
範囲の問題について、全て正解できるだけでなく、その正解の根拠を声に出して説明できる(誰かに教えてあげられる)、つまり、同じような問題が出た時には自信を持って正解できる状態。
この宿題の目的は正解できることではありません。試験本番で同じような問題が出てきたら自信を持って解けることなので、どのように正解を導き出したのかを誰かに教えてあげられるような状態に仕上げましょう。
アプリでの学習が必要な方は以下のabceedというアプリの中で「でる1000問」を購入することが可能です。
abceed:Android/iOS
アプリは無料でダウンロード可能です、その中で「でる1000問」を購入します。紙の本とアプリどちらかでも良いですし、両方を併用しても効果的です。アプリでは正解不正解だけで分けられてしまうので、必ず全て「声に出して教えられる」かどうかは確認をするようにしましょう。しつこいですが、説明できない正解は勘が冴えているだけと捉えましょう。
リーディングPart7(長文)
前回は長文(Part7)について、範囲の英文を全て速く前から丁寧に読んで理解できる状態がゴールでした。
テスト(力試し)
こちらの英文を40秒以内に丁寧な速読ができるかどうかを確認しましょう。
もし速すぎると感じる場合、音源の1.5倍速という目標値に追いついていないので、改めて音源を流して黙読するという先週の宿題の復習をしながら今週の宿題に移りましょう。
今週の宿題
今週は範囲が変わります。
範囲:TEST1Part7、158〜175(5パッセージ)
ゴール:
範囲の英文について、全て正解に理解し、ゆっくりで良いので英語の語順のまま読むことができる状態。
取り組み方
- 精読
コピーなどをとって文章に書き込みができる状態にしたうえで、テキストの文を見て全てわかることを確認します。もしわからない単語や文構造があれば、調べてわかる状態に仕上げます。 - 音読
精読ができたら、前から音読をしながら意味を理解していきましょう。ここで音読をする目的は何かというと、英文を行ったり来たりしながら理解せずに、前から絵を重ねるように理解していくためです。ゆっくりでも音読をしながらイメージをする(最初は「日本語訳をする」で良いです)ことで行ったり来たりすることができないので、発音に意識は置きすぎなくて良いので、音読をしましょう。ボソボソ音読で良いです。これを繰り返し、ゴールの状態にしましょう。
本格的な音源を使った速読は来週の宿題ですが、もし余裕があれば音源を使った速読にも少しチャレンジしましょう。
スケジュール作成
今週も丁寧にスケジューリングを行いましょう。
前回は初めてのスケジュール作成でしたが、今回は2回目です。
今日までの学習で得た気づきをもとに、改善を加えるつもりで作成しましょう。
改めて、スケジュール作成のポイントは以下の通りです。
- 1週間の合計学習時間は20時間を目指す
- 仕事が休みの日に寄せても良いが勉強時間ゼロの日が無いようにする 例)土日は各5時間、その他は1日2時間
- 単語は必ず毎日やる(睡眠時間を除いて5時間あけない)
- 1週間は6日で考え、残りの1日は予備日にする
- 前半に負荷をかけ、後半は復習に充てる
- 仕事などの重要な予定と同列の優先順位で予定する
「Study plus」などは無料で使える良いアプリなので、是非トライしてみてください。
来週胸を張って「頑張った!」と言えるように、全力でいきましょう!