
1週間の振り返りと自己分析
本気の1週間、本当にお疲れ様でした。
中には久しぶりに勉強した、という人もいるかもしれません。
まずはこの1週間を振り返り、分析をして行きましょう。
the courage(カレッジ)で使用している振り返りペーパーを使っても良いですし、自分のノートに書いても良いです。いずれにしても、見直せるように記録としては残しておきましょう。
先週の自分に何点をあげますか?
まず、今日までの勉強を振り返り、100満点で、自分に何点をあげますか?
自信を持って100点をあげられますか?
80点、90点、中には10点、20点という人もいるかもしれません。
もしタイムマシーンがあって先週に戻れるとして、全く同じ行動を取るとしたら、それはやれることは全てやりきったということで100点をあげても良さそうですね。
もし「あ〜、もっと勉強時間取れたなあ」「う〜、集中して勉強すれば良かった」とか「隙間時間使うの忘れてた!」と感じている場合は、その分は点数が落ちてしまいそうですね。
生み出した良い変化は何?
さて、点数をつけたら、今度はより具体的にその点数を取れたのはなぜか、つまり「生み出した良い変化は何か」を考えてみましょう。
ゼロ点でなければ、例え10点や20点であったとしても、何か良い変化があったはずです。
大きな変化でなくても良いですし、必ずしも語学力の変化でなくても良いです。
- 毎日勉強するようになった
- 駅のホームで電車待ってる間などの隙間時間を使うようになった
- 朝早起きして勉強するようになった
- 外国人の会話の中で聞こえる単語があることに気づいた など
毎週こうした良い変化を生むことを考えながら過ごしましょう。
今日から変えてみたいことは何?
さて、ここまでは自分ができたことに目を向けてきましたが、ここからは「もう一歩頑張れたんじゃないか?」ということに目を向けていきましょう。
これはいわゆる課題と感じていることですが、挙げはじめるとキリがなかったりします。
なので、今一番の課題、つまり、今一番変えてみたいことにフォーカスしましょう。
ただの後悔になってしまわないように、以下の例のように、具体的に何をどう変えるのかまでを書き出してみてください。
- とにかく勉強時間を増やさないと!
→そのために家に帰る前にカフェで30分勉強してから帰る - もっと集中すべきだった!
→時間を計るのを忘れてたから時間を計ってみよう! - 1秒も無駄にしなかったかと言われると・・・
→駅のホームで電車を待ってる間、コピーをとってる間を勉強に充てる!
何か不安はありますか?
ここまでできたら、最後に今不安に感じていることを書き出してみましょう。
もしスッキリしている状態であれば無理に書きださなくて良いです。
もし不安があるとしたら、それはなぜでしょうか?どうすれば解決できそうでしょうか?
- なんか不安・・・
本当は今のスケジュールでは終わらないと知っている
→スケジュールの見直しをしよう!
家族が自分の勉強について理解してくれない
→真剣に「今なぜ勉強したいのか」を家族に伝えよう! - 今の勉強方法であってるのか不安・・・
→コーチに相談してみよう! - 仕事のことを考えると集中できない・・・
→仕事の時に勉強のことを、勉強の時に仕事のことを考えてしまっているので、時間を決めて分けてみよう!
振り返りと分析が終わったら、具体的に各課題のテストをして自分の感覚があっているのか、或いは思ったよりできていたり、できていなかったりしないか、確認をしていきましょう。
単語テスト
さて早速単語のテストをはじめましょう。
まず今日までのゴールを覚えていますか?
宿題の範囲の英単語を見たら、聞いたら、すぐに日本語が言えること、でした。
早速テストをしましょう。
テスト
テスト形式はシンプルです、3分間30問、英単語を見て、その日本語を書き出してください。
1 | middle |
2 | ball |
3 | gallery |
4 | diet |
5 | studio |
6 | buyer |
7 | score |
8 | meat |
9 | type |
10 | top |
11 | run |
12 | discount |
13 | bell |
14 | guide |
15 | car |
16 | train |
17 | researcher |
18 | start |
19 | metal |
20 | lucky |
21 | title |
22 | speaker |
23 | photo |
24 | club |
25 | watch |
26 | loan |
27 | dress |
28 | main |
29 | pro |
30 | support |
答え合わせ
テストお疲れ様でした、ここからは答え合わせを行います。
1問1点で、30点満点中何点だったかを確認しましょう。
もし品詞を間違えてしまった、つまり「beauty」を「美・美しさ」ではなく「美しい」にしてしまった場合などは厳しめに×としましょう。
答えはこちら
分析
さて、答え合わせまで終わったら、ここからが一番重要で、自分のテストの結果を分析して次回より良い状態になるように繋げていきましょう。
考えることは大きく以下の2点です。
・正解した問題はなぜ正解できたのか?
・また、間違えた問題はなぜ間違えたのか?
まず1つ目の正解した問題について、その理由を考えましょう。

もともと知ってる単語だったんだ。

すっごく苦手だった単語だったから、語呂合わせみたいな感じで無理矢理覚えたよ。

私も苦手な単語はメモにして持ち歩くことで、会議で人が集まる前の時間なんかを有効活用したら覚えられた。これで1日に見る回数を10回以上に増やせたはず。
- もともと知っていた
- 語呂合わせで覚えた
- 触れる頻度を上げる努力をした
色々なことをやってみたかと思います。その中で、覚えられるようになった方法というのは今後も有効なので、必ず継続していきましょう。
では、覚えられなかった、今回のテストで間違えてしまった単語はなぜ間違えてしまったのでしょうか?

実は家でも覚えきれてなかったんだ。あと1日あれば、10回は見れたから覚えられたはず。

単語の使い方が良くわからなくて、覚えようとしたけど全く頭に入ってこなかった、、、
これも色々と原因が考えられるかと思いますが、改めていくつかのチェック項目に照らして考えてみましょう。
- 時間捻出は十分にできていたか?
- 1日に何度も、忘れる前にその単語に触れていたか?
- 苦手な単語にはチェック「/」をつけ続け、苦手に集中していたか?
- 品詞を意識して覚えていたか?
- どうしても覚えられない単語は例文を確認して使用シーンをイメージするなど工夫したか?
- ランダムでもわかるようにアプリの活用をしたか?
これらを踏まえて、今自分が今日から変えてみたいこと、変えたら効果がありそうだと感じる対策はありますか?
それをメモとして書き残し、次回は必ず満点が取れるようにしましょう。
今週の宿題
今週は先週と範囲が変わりますが、ゴールの状態は同じです。
ゴール:
英単語を見たら、聞いたら、日本語の意味がわかる
「意味がわかる」の定義は以下の2点です。
・1秒で意味がわかる
・その単語の品詞もわかっている
「beauty≠美しい」「beauty=美しさ」
TOEIC(LR)で点数を上げることが目的なので、「日本語から英語に訳す」というトレーニングは不要です。英語を見たら、聞いたら、その日本語の意味がわかる英単語の量を増やすことに集中しましょう。
文法テスト
文法の宿題のゴールはSection1〜6について文法を理解して、日本語から英語に正確に訳せること、そして、ただ訳せるのではなく、その説明も言えるようにでした。
「あなたの会社はどこにありますか?」であれば以下の2点が言えることが基準です。
- 「Where is your company?」
- 「疑問詞のWhereを文頭に持ってきて、主語(your company)と動詞(is)は入れ替える」と声に出して説明ができる
では早速テストをはじめましょう。
テスト
テスト形式はシンプルです、5分間10問、日本語の文を見て、英語に訳したものを書き出してください。また、その文法のポイントも言えるかどうかも確認しておいてください。
1 | この薬は一日3回飲んでください。 |
2 | 彼女は髪を後ろになびかせてそこに立っていた。 |
3 | 彼女は毎朝8時に出勤します。 |
4 | 彼は留学するために、貯金をしている。 |
5 | 私の母は私の妻に世話を受けている。 |
6 | 私たちの上司はスタッフ全員から尊敬されている。 |
7 | あなたは講師ですか。 |
8 | 昨日、街で上司を見かけた。 |
9 | 彼女は3人の子供を立派に育てたことを誇りにしている。 |
10 | 報告書を書き上げてから、彼は事務所を出た。(分詞構文で) |
答え合わせ
まずは答え合わせをしましょう。
厳し目に確認をして、10点満点中何点かを出してください。
英訳はできたけれど、そのポイントを説明するのは実は難しいという場合は復習が必要なので、ここでは不正解としておきましょう。
答えはこちら
分析
ここからは一喜一憂するのではなく、結果と向き合い、次回に繋がる分析をしていきましょう。
まず、満点だった場合・・・
満点が取れた理由は何でしょうか?
何をしたから満点が取れたのでしょうか?
そして、それは今週も引き続き行うことができますか?
満点でなかった場合・・・
正しい英訳ができないものについて、考えられる原因を覚えていますか?
ここで考えられる原因は「単語」か「文法」のどちらか、あるいは両方です。
では、これらの原因をなくすことができなかったのはなぜでしょうか?
単語と同じように理由を細かく考えていきましょう。
時間が足りなかったのか、曖昧な理解を残してしまったのか。
理由と、それを克服するための具体的な作戦を考えて書き出しましょう。

本来TOEICのための勉強であれば、英文を見て正しくそのイメージが浮かべば良いので、日本語訳や、まして英語訳をする必要は無いように思えますが、正しくそのイメージが浮かぶためには、文法を正確に理解している必要があります。英語を日本語訳する場合、英単語を拾って、勝手に頭の中でストーリーを作って日本語訳してしまうことがあるので、文法を正確に理解していないのに日本語訳ができるということが起こり得ます。逆に日本語から英語訳をする場合には正しい理解が無いと難しいので、この方法でチェクをします。さらに念には念を入れて、丸暗記になっていないことを確認するために、中学生の家庭教師になったつもりで、なぜその英訳になるのかを声に出して説明しましょう。
今週の宿題
今週の宿題は前回と範囲が変わり、Section7〜12です。
ゴールは文法を理解して、日本語から英語に正確に訳せることです。この時、ただ訳せるのではなく、その説明も言えるようにしましょう。
取り組み方は前回と同様です。
今回のテストの結果を踏まえ、書き出した具体的作戦を実行し、次回はより良い結果になるようにしましょう!
リスニング
使用するテキスト:公式問題集
範囲:TEST1、Part2(7〜16)
ゴール:
範囲の英文について、見て全て理解ができていて、かつ何も見ずに音を聞いて、その音を頭の中で文字起こしできている状態。
ゴールの状態にするために、以下の手順で取り組みましょう。
- 試しに一度聞いてみる
目的は「力試し」です。少し聞こえる単語などもあるかと思います。まずは全く聞こえないわけではないということを認識しましょう。聞くのは1度だけ、集中して聞きましょう。 - 精読する
テキストの文を見て全てわかることを確認します。
もしわからない単語や文構造があれば、調べてわかる状態に仕上げましょう。見てわからない英文を「聞いたら急にわかる」ということは無いので、まずは見てハッキリとイメージできる(鮮明に絵が浮かぶ)状態にします。 - 音読する
音源を聞き、音源を止め、真似するように音読をします。
特に「音が繋がるところ」「音が軽く・弱く読まれるところ」「音が消えてしまうところ」などを意識して音読しましょう。
ここでのゴールは、この英文はこう発音されるんだということがわかること、つまり、文字情報と音情報を一致させることです。最初はスクリプト(原稿)を見ても良いですが、後半はスクリプト(原稿)を見ずに取り組みましょう。何も見ずに、音を聞いたらその音が頭の中で文字起こしできている状態がゴールです。
文字はあくまでも音を記録するために便宜上使っている記号でしかありません。
What time is it now?が「掘った芋いじるな〜」に聞こえるという話がありますが、この話の通りで「ワットタイムイズイットナウ」なんて発音されることはありませんし、そのことを悩んでも仕方がないので、「ホッタイモイジルナ〜」と聞いたら「What time is it now?」と繋がることが大切です。1つの文につき、最低10回の音読は必要です。
リーディング(Part5)
使用するテキスト:でる1000問
範囲:第1章「品詞問題を知る32問」「土台を作る100問」
ゴール:
範囲の問題について、全て正解できるだけでなく、その正解の根拠を声に出して説明できる(誰かに教えてあげられる)、つまり、同じような問題が出た時には自信を持って正解できる状態。
その状態になるために以下の手順で進めましょう。
- 一度解いてみる(時間は気にしすぎなくて良いですが、1問あたり30秒ペースを意識しておきましょう)
- 答え合わせをする
この時、回答根拠を声に出して言えない問題は、たとえ正解していたとしても×とする - ×をつけた問題について、解説を見ながら自分の言葉で説明をしてみる。
- ×がついた問題については、時間を置いて(翌日以降に)再度解き直しを実施する。
- 全ての問題について回答根拠が言えて正解できる状態になれば完成。
この宿題の目的は正解できることではありません。試験本番で同じような問題が出てきたら自信を持って解けることなので、どのように正解を導き出したのかを誰かに教えてあげられるような状態に仕上げましょう。
アプリでの学習が必要な方は以下のabceedというアプリの中で「でる1000問」を購入することが可能です。
abceed:Android/iOS
アプリは無料でダウンロード可能です、その中で「でる1000問」を購入します。紙の本とアプリどちらかでも良いですし、両方を併用しても効果的です。アプリでは正解不正解だけで分けられてしまうので、必ず全て「声に出して正解を選んだ理由を教えられる」かどうかは確認をするようにしましょう。しつこいですが、説明できない正解は勘が冴えているだけと捉えましょう。
スケジュール作成
今週も丁寧にスケジューリングを行いましょう。
前回は初めてのスケジュール作成でしたが、今回は2回目です。
今日までの学習で得た気づきをもとに、改善を加えるつもりで作成しましょう。
スケジュール作成のポイントは以下の通りです。
- 1週間の合計学習時間は20時間を目指す
- 仕事が休みの日に寄せても良いが勉強時間ゼロの日が無いようにする 例)土日は各5時間、その他は1日2時間
- 単語は必ず毎日やる(睡眠時間を除いて5時間あけない)
- 1週間は6日で考え、残りの1日は予備日にする
- 前半に負荷をかけ、後半は復習に充てる
- 仕事などの重要な予定と同列の優先順位で予定する
そもそもの学習時間が取れていない、あるいは勉強しない日があったという方は、今週は必ずそうならないように毎日の学習記録をつけましょう。
「Study plus」などは無料で使える良いアプリなので、是非トライしてみてください。
来週胸を張って「頑張った!」と言えるように、全力でいきましょう!