発音ジャーニーの表に沿って一つずつクリアしていきます。これは発音を一つずつ矯正していくことだけが目的ではなく、結果としてリスニング力を上げることも目指します。
before動画を撮影
まずは課題の文を過度に緊張せず、普段通りにただ読んでいる様子を動画で撮影しましょう。これは効果測定のbefore用なので、何も意識しないで撮影すればOKです。
課題は2つです。
男:明天的面试很重要,你千万不要迟到。
女:我知道,你别担心了,我一定会准时到的。
有一个年轻人非常喜欢拉小提琴,他把全部的时间和精力都放在学习小提琴上,他第一次演出结束后,一位音乐评论家在报纸上写道:”他是一位未经正式训练的音乐家。如果说他是一颗宝石,那他现在还处于粗糙,未经雕饰的状态。”
听写
指定の範囲について、以下の手順で進めてください。
- 原稿を見ずに、音源を流し、センテンス(1文)毎に止めて書き出す
※ピンインのみわかる場合にはピンインを書きます。ピンインの間違いにも気づけるので、これは必ずやりましょう。 - 原稿を見ずに、音源を止めずに全て流し、❶で聞き取れなかった箇所を埋める
※この時、❶の時とは違う色のペンで書くなどするとより良いです - 原稿を確認し、書きとれなかった語がどれくらいあるかをチェック
ここまでの写真をコーチに送付してください。
これも力試しとしてのものなので、リラックスして取り組みましょう。また、音が聞こえてるかどうかの確認なので、漢字の間違いなどは一切気にしなくて良いです。
精読
一文一文内容を確認し、不明な単語があれば調べるだけでなく、「就」「才」「都」などがなぜあるのか、また、語順で違和感がある箇所が無いかも確認し、全て読んでわかる状態を作りましょう。日本語訳をしても良いですが、その場合にはキレイな日本語にするのではなく、細かい語順も理解しているとわかるような日本語訳にしましょう。
例) 冬天虽然冷,但我们也要常开窗户,让房间多进来些新鲜空气。
→冬は寒い、だけど私たちは冬も常に窓を開き、部屋に多めにいくらかの新鮮な空気を入って来させる必要がある。
自分で精読をした後、解説動画を使って理解の確認を行いましょう。
音声送付(声調・母音・複合母音・有気音)
指定の範囲の文について、正しい音源を聞いたうえで、発音に気を付けながら1つずつ録音しましょう。この時、自然に読もうとする必要は一切ありません。1つ1つの音の発音をごまかさずにハッキリと発音してください。この段階では多少不自然であっても構いません。
音声送付(チャンク読み)
この段階ではチャンクと言って、意味のカタマリを意識して、そのカタマリ毎に読みましょう。1つ1つの音が正しく読めたうえで、連続で文として読んでもブレない声調・発音を身につけることが目的です。
音声送付(セリフ音読・シャドーイング)
ここまでは「発音」へ強く意識を置いていましたが、ここからは「意味」に意識を置いていきます。以下の手順で進めてください。
- スクリプトを見ながら、1文毎に音源を止め、後に続いて、自分のセリフのように感情を込めて発話
- スクリプトを見ずに、1文毎に音源を止め、後に続いて、自分のセリフのように感情を込めて発話
- スクリプトを見ずに、1文毎に音源を止めるのではなく、全体を音源より少し遅れるかたちで感情を込めたシャドーイングを行います。
※もしスピードが速いと感じたら、0.6倍速などからはじめ、徐々にスピードを上げていきます。
↑この❸の音をコーチに送付してください。
感情を込めることは目的ではありません。文の内容を正確に理解できていないと感情を込めて話すことができないので、文の内容を正確に把握できているかどうかの指標として「感情を込める」ということを行っています。
リスニング
ここでは全体の音源を止めずに聞いて、引っ掛かりが無い状態ですべてハッキリと意味を捉えることができているかを確認してください。
もし「あれ、今の何だったかな?」と少しでも感じたら、該当箇所について、なぜ一瞬でも引っ掛かったのかを確認しましょう。
引っ掛かる場合に考えられることとして、以下のように単語の反応速度や、慣れない文構造というのがあります。
原因:単語への反応速度が遅い
対応:該当単語を含む文を再度繰り返しセリフ音読しましょう。
原因:普段使わないような慣れない文構造が含まれている
対応:その文構造は知っているけど定着していない、自分のものにできていないということが多いので、文構造をシンプルに変換し、それを繰り返し音読することで、構造を定着させます。そのうえで、再度元の文を繰り返しセリフ音読しましょう。例) 让房间多进来些新鲜空气。 →要するに「让他多喝酒」と同じ形だよな、これなら理解がしやすいから何度も反復→その後再度「 让房间多进来些新鲜空气。 」を反復